クラレ 中国で水処理事業の合弁会社 クーラント・シリコン回収装置を製造

2011年08月29日

ゴムタイムス社

 ㈱クラレは中国におけるアクアビジネスの本格展開に向けて、中国の浙江禾欣実業集団(浙江省、ヘーシン)と合弁会社設立で合意したと8月23日発表した。5年後 に売上高100億円強を目指す。中国での展開も含め、クラレグループ全体では、2015年にアクアビジネスの売上高500億円を計画している。合弁会社は「可楽麗禾欣環保科技(嘉興):クラレ ヘーシン カンポカギ」。資本金は約5億円で、出資比率はクラレが51%、ヘーシンが49%。8月末に調印、年内に設立を予定している。経済成長が続く中国においては急速な工業化に伴い、水不足、水質汚濁が進んでおり、産業分野の水処理関連需要が増加している。このため合弁会社では、微生物固定化担体PVAゲル、工業用中空糸膜製品の販売、これら素材を活用した産業排水処理設備・プラントの設計、施工を行う。また、太陽電池産業の拡大に伴う太陽電池用シリコンウエハー製造工程で発生する有価物のクーラント・シリコン回収装置の製造販売も手掛ける。当面は、日本で組み立て、中国に輸出するが、早期に中国での組み立ても検討している。

世界に先駆けて工業化したポリビニルアルコール(ポバール)樹脂製の微生物固定化担体「クラゲール」は、工場などにおける産業排水処理に使用される活性汚泥処理設備に使用することで、高効率な産業排水処理を可能にする。「クラゲール」を活用した余剰汚泥減容排水処理システム「ゼクルス」は、余剰汚泥発生量の大幅削減と設備のコンパクト化を実現。

関連キーワード: ·

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー