豊田合成 インドネシアでエアバック増強

2013年07月03日

ゴムタイムス社

 豊田合成のインドネシアにおけるセーフティシステム製品の生産子会社である「P.T.Toyoda Gosei Safety Systems Indonesia(以下、TGSSI)」は2日、2016年までに約800億インドネシアルピア(約8億円)を投じ、工場を拡張するとともに生産設備を新たに導入することで、エアバッグの生産能力を現在の約5倍となる年産約150万個に、ステアリングホイール(ハンドル)の生産能力を現在の約1・5倍となる年産約80万本に増強すると発表した。また雇用については、2016年までに約130名を新たに採用し、従業員数を約220名にする計画。
 これはインドネシアにアセアン諸国を対象に自動車の安全性を評価する「ASEAN_NCAP」が導入されたことによる、エアバッグの需要の高まりに対応するもの。
 また、TGSSIは2003年に設立して以来、今年で設立10周年を迎え、その記念式典を2日に実施した。同社は顧客に選ばれるグローバルサプライヤーを目指し、今後も成長するインドネシア市場の需要に対応していくとしている。
〈TGSSI 会社概要〉
▽会社名=P.T. Toyoda Gosei Safety Systems Indonesia(略称:TGSSI)
(P.T.:Perseroan Terbatas=株式有限責任会社)
▽設立年月=2003年1月
▽所在地=インドネシア ボゴール市(ジャカルタ市中心部より南へ約50km)
▽資本金=1・5百万米ドル
▽出資比率=同社80%、AOP社(PT.ASTRA OTOPARTS TBK.)20%
▽生産品目=セーフティシステム製品 ステアリングホイール(ハンドル)、運転席エアバッグ等
▽敷地面積=約1万8千㎡
▽工場面積=2013年約4100㎡、2016年(予定)約6700㎡
▽従業員数=2013年3月末現在で86名、2016年(予定)約220名
▽売上高=2012年 約900億インドネシアルピア(約9億円)、2016年(見込み)約4500億イントネシアルピア(約45億円)

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