中国タイヤ金型産業  11年は150億元に

2012年07月20日

ゴムタイムス社

 ResearchInChinaが発行した報告書「Global and China Tire Mold Industry Report2011~2012(世界と中国のタイヤ金型産業の分析)」によると、2008年から2009年の金融危機の影響を受け、世界のタイヤ金型市場は縮小傾向にあったが、発展途上国における自動車産業の急速な成長が追い風となり、タイヤ金型市場も徐々に回復傾向にあるという。
 2011年には中国のタイヤ金型市場は150億人民元に達し、今後、タイヤ市場が発展していく中で、バイヤスタイヤの代わりとしてラジアルタイヤへと移行していくことが予測される。しかしながら、現在の中国市場においては、ラジアルタイヤ金型の生産能力が不十分で、欧米のメーカと比較すると、精密製造、表面粗度、耐用年数などにおいても、まだまだ追いついていないのが現状。中国のタイヤ金型市場は参入企業が多く、今後も市場集中度は高まると推測されるが、生産量1000セット以上、生産額1億人民元を超える生産能力がある企業は、Himile Mechanical Science & Technology Co., Ltd、Guangdong Greatoo Molds Inc、Tianyang Mold Co.,Ltdの3社のみとなる。

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