謙虚さや積極性を忘れず 新入社員へトップメッセージ

2026年04月10日

ゴムタイムス社

 新年度が始まった4月1日、多くのゴム企業でも26年度入社式が行われた。日々激動の世界情勢の中、ゴム企業トップから新入社員に発せられたのは、会社が掲げる理念、謙虚さと積極性を忘れずに成長していってほしいというメッセージが目立った。
 ブリヂストンの森田泰博グローバルCEOは新入社員71人を前に「皆さんにお伝えしたいことは、ブリヂストンは、『最高の品質で社会に貢献』という使命を果たし続けていく会社であるということ。また、使命を果たすために欠かせない4つの心構え『誠実強調』『進取独創』『現物現場』『熟慮断行』も忘れてはならない姿勢。チーム・ブリヂストンとして会社・個人共に一緒に成長していきたい」と激励した。
 DUNLOPの國安恭彰社長は「社員一人ひとりに大切にしてほしい考え方として、企業理念『Our Philosophy』を掲げている。その中心にあるPurposeは、『未来をひらくイノベーションで最高の安心とヨロコビをつくる』であり、お客さまと社会の信頼に応え、期待を超える価値を生み出していくという想いが込められている。そのために、日々イノベーションを起こし、挑戦を続けることが重要」と話し、社会人として大切にしてほしいこととして「素直な気持ち」「熱い想い」「自ら考え、果敢に挑戦すること」を挙げた。
 横浜ゴムの清宮眞二社長は「当社の基本理念は、『心と技術をこめたモノづくりにより、幸せと豊かさに貢献する』。創業から100年以上受け継がれてきたこの理念は、変化の激しい現代においても私たちの変わらぬ軸。皆さんもこの理念を胸に、世界中の人々の移動と生活を支える誇りを持ってほしい」と挨拶した。
 TOYO TIREの清水隆史社長は「本年は、次なる100周年に向けた新たな20年の始まりの年である。20年後、皆さんは自身の仕事のプロフェッショナルとして、組織を牽引するリーダーとして、最前線でTOYO TIREグループを支えてくれているはず。ぜひ、そのような気概を持って頑張ってほしい」と新入社員に伝えた。
 豊田合成の齋藤克巳社長は「当社は、従業員一人ひとりのウェルビーイングを実現するため、様々な活動に取り組んでいる。皆さんにとって会社が『仲間と喜びを分かち合う場』『達成感を得る場』『成長の場』となるよう、共に良い職場を創り上げて」と述べた。また、新入社員199人に対するメッセージとして、「担当する仕事に誇りとこだわりを持ち、頼られる人になってほしい。AIやロボットが進化しても、会社の成長を実現させるのは人が中心」と伝えた。
 バンドー化学の植野富夫社長は心掛けてほしいこととして次の3つを話した。「1つ目は、『自分自身を磨き続けること』。社会の変化とともに、これまでの常識が通用しなくなる場面も数多くあると思う。だからこそ、生涯にわたり学び続ける姿勢が必要。その際に何より大切なのが「謙虚に学ぶ」ということ。謙虚さを失えば、学びの機会を逃し、成長は止まってしまう。2つ目は、『正解は自分で導き出すこと』。3つ目は、『失敗を恐れず、主体的に行動すること』。準備をしたうえで、ぜひ主体的に行動してほしい。誰かの指示を待つのではなく、自ら変えていくという意識を持って」と伝えた。
 日本ゼオンの豊嶋哲也社長は新入社員48人に向けて、「仕事を通じて自分にとってのポリマーデザインカンパニーの意味を見つけ、ゼオンで働く喜び、ワクワクする気持ちを大切にしてほしい。仕事への向き合い方はいろいろだが、『やっていて楽しい、世の中のためになっていると思って取り組む人』の仕事の方が出来栄えも良いことが多いのではないか。この先、楽しい仕事ばかりではないかもしれないが、ぜひ先を見越した仕事をしてほしい」と話した。

新入社員へ祝辞を述べる國安社長(DUNLOP)

新入社員へ祝辞を述べる國安社長(DUNLOP)

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