電子顕微鏡3倍の解像度で観察  住友ゴム ナノテラス研究成果

2024年05月20日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は5月16日、同社が同日に開所した研究開発拠点「イノベーションベース・仙台」において次世代放射光施設「Nano Terasu(ナノテラス)」を利活用した研究成果を発表した。
 ナノテラスは、東北大学青葉新キャンパス内に設置された3Gev高輝度放射光施設。放射光とは非常に明るい光を使って肉眼では見分けられない物質の構造を100万分の1ミリのナノレベルで分析する。同施設は今年4月より本格運用がスタート。様々な企業が使えるが、住友ゴム工業も活用を表明していた。
 今回発表した内容は、リチウム硫黄(LiS)電池正極活物質におけるナノテラスでの実験成果と今後のタイヤ材料開発におけるナノテラス活用の2点。「ナノテラスを活用し、未だ分かっていないタイヤの現象を知り、新しい性能を持ったタイヤの開発やリチウム硫黄電池

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