鬼怒川ゴム 防振部品、車体シールが好調 営業・経常利益は微増

2011年11月14日

ゴムタイムス社

鬼怒川ゴム工業の2012年3月期第2四半期連結決算は、売上高337億1700万円、前年同期比2・3%増、営業利益39億2400万円、同1・0%増、経常利益39億1600万円、同0・6%増の増収増益となった。四半期純利益は24億7800万円で同7・5%増。ブレーキ部品が不振だったものの、車体シール部品が中国及びタイ向けで好調に推移した。

 グループをあげた減産対応、モノ造り改善活動のグロ―バル展開、徹底した調達コスト改善活動などを継続した結果、営業利益および経常利益ともに前年同期並みとなった。

 日本の売上高は、震災の影響による主要得意先の生産台数の減産により、250億9900万円、同2・1%減となったが、震災や材料価格高騰などの急激な受注変動に対応した生産体制や合理化努力の継続により、営業利益は28億7000万円、同3・6%増となった。

 米州の売上高は、主要得意先の生産台数の減産により、18億100万円、同4・1%減となり、メキシコ工場立ち上げコスト増や材料市況の高騰の影響により、営業利益は500万円、同95・5%減となった。

 アジアの売上高は、中国の自動車生産が引き続き増加したことにより、68億1500万円、同25・5%増となり、営業利益は材料高騰によるマイナスはあったものの、操業度の上昇効果などにより、10億4700万円、同4・9%増となった。

 

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