東洋ゴム 中国で鉄道用部品を生産

2011年07月11日

ゴムタイムス社

会見する市川ダイバーテック事業本部長(右)

東洋ゴム工業㈱は7月6日、東京本社で記者発表会を開き、中国で空気ばね、防振ゴムなどの鉄道車輌用部品を製造販売する合弁会社を設立することで基 本合意に達し5日、契約締結の調印式を行ったと発表した。合弁相手は中国の無錫市美峰橡?制品有限公司。今年10月に新会社を設立し、12年6月から生産 を開始、15年3月期に約12億円の売上げを目指す。投資額は約7億5000万円。 東洋ゴムは、日本国内でJRグループ各社の在来線はもとより、最新型の新幹線、N700系に至るまで、求められる快適性、速さを実現する鉄道車輌用 防振ゴム装置(空気ばね・防振ゴム)を開発、納入し、すでに50年以上の実績と信頼を有し、国内のみならず欧州や北米、中国などグローバルに供給先を拡げ ている。 一方、合弁パートナーの美峰ゴムは、鉄道車輌向けのブレーキ用圧力膜、シール材において高い技術力を有しており、中国の鉄道市場における販売ネットワークを構築している。 鉄道事業の市場が急速に拡大する中、発展を続ける中国の鉄道市場への事業進出を目指していた東洋ゴムと、同市場における新事業への参入を目指していた美峰ゴムの戦略が一致し、合弁による鉄道車輌用部品の新会社設立で合意した。 両社の技術力、ブランド力、販売力を融合させ、構築する新たな事業モデルは両社の更なる発展と事業拡大に期待されるもので、中国におけるモーダルシフトへという世界的な社会変化の流れに貢献していく考え。 会見には取締役常務執行役員の市川貴史ダイバーテック事業本部長らが出席、合弁に至る背景などを語った。 合弁会社の名称は「無錫東洋美峰橡?制御品制造有限公司(=仮称)」。江蘇省無錫市に資本金500万㌦(出資比率=東洋ゴム51%、美峰ゴム49%)で今 年10月に設立、12年6月から空気ばね、防振ゴムなどの生産を開始する計画。役員は東洋ゴムから3名、美峰ゴムから2名派遣する。販売計画は15年3月 期の時点で約12億円を見込んでいる。 美峰ゴムは江蘇省無錫市に本社を置き、鉄道用ゴム、自動車用ゴム、家電用ゴム部品の製造販売を行っている。設立は1957年。

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