三井化学 京葉地区化学メーカーとの共同物流実施へ

2016年10月26日

ゴムタイムス社

 三井化学は10月25日、今秋から千葉県京葉地区に工場を持つ企業と共同物流を開始すると発表した。

 参加する企業は同社のほか、出光興産、東レ、JSR、プライムポリマー、三井・デュポン・ポリケミカル。

 深刻化するドライバー不足と通販需要増加を背景に、長距離小口化学品の輸送能力の安定確保は、荷主企業に共通する喫緊の課題となっている。

 これまで長距離小口化学品輸送は、一般貨物との混載で複数の積み替え拠点を経由していた。小口化学品を参加企業の工場から集荷した後、配送拠点までの幹線輸送と配送拠点から各社顧客までの配送を集約することで、より専門的・効率的な輸送を目指す。

 また、積載率の向上によりCO2削減が期待され、環境に優しい化学品物流を推進することが可能となる。

 今回は東北エリアを対象とし、幹事物流会社にサンネット物流を起用するが、今後は他のエリアについても参加会社を募りながら展開を図っていく構想だ。

 同社は今後も同社製品の高品質且つ効率的な輸送を追求し、顧客への安全・安定供給に努めていくとしている。

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