鬼怒川ゴム 株式売渡請求を承認、10月21日に上場廃止へ

2016年09月13日

ゴムタイムス社

 鬼怒川ゴム工業は9月12日、同社の普通株式および新株予約権に対する公開買付け(TOB)を終了した㈱VGホールディングス第一号により、同日付で同社の株式等売渡請求に関わる通知を受領し、同日開催の取締役会において同請求を承認する旨の決議をしたと発表した。

 VGホールディングス第一号は、日本政策投資銀行(DBJ)により、同TOBを実施し、同社事業を支配・管理することを主たる目的として、今年1月に設立された子会社。

 VGホールディングス第一号は、7月19日から実施していた同TOBを8月30日をもって終了。その結果、VGホールディングス第一号は同社株式6178万6277株(議決権所有割合92・41%)、および新株予約権157個(同社株式に換算した数:15万7000株)を所有するに至り、買付予定数の下限(4498万5000株)を上回ったため、同TOBが成立した。

 これにより、9月8日に同TOBの決済が行われ、同日付でVGホールディングス第一号は、新たに同社の親会社および主要株主である筆頭株主となった。また、VGホールディングス第一号の議決権の100%を所有するDBJも、同社株式を間接的に所有することとなるため、新たに同社の親会社に該当することになった。

 なお、同請求の承認により、同社株式は東京証券取引所第一部の上場廃止基準に該当することとなるため、同日から10月20日まで整理銘柄に指定された後、10月21日をもって上場廃止となる予定。

 鬼怒川ゴム工業は3月に、DBJグループによるTOBの受け入れを表明し、同社の筆頭株主だった日産自動車(15年3月31日時点の株式数比率20・27%)、主要株主だった東洋ゴム工業(同11・90%)の両社とも、同TOBに応じる意向を明らかにしていた。

 また、同TOBにより、VGホールディングス第一号は同社の全株式(同社が所有する自己株式を除く)を取得できなかったことから、すでに発表済みの一連の手続に従って、株式および新株予約権の全てを取得することを予定している。

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