ニュースの焦点 日本の技術で優良なゴムへ

2016年08月08日

ゴムタイムス社

 理化学研究所(理研)はこのほど、パラゴムノキのゲノム解読を行い、93・7%以上の遺伝子情報を包括する質の高いドラフトゲノム(全ゲノムの概要)を得ることに成功したと発表した。

 理研が解読を行ったのは、東南アジアで広く用いられているRRIM600という系統のパラゴムノキで、1・55Gb(ギガ塩基対)のドラフトゲノムを得ることができた。この数値は、今まで天然ゴムのゲノム解読を行った中で最高値になるという。

 パラゴムノキのゲノム解読については、ブリヂストンも2012年に国立遺伝学研究所の協力により、9割以上のゲノム情報の解読を行っている。

 理研によると、両者の研究では

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