アキレスの16年3月期 減収も営業益は倍増

2016年05月12日

ゴムタイムス社

 アキレスの2016年3月期連結決算は、売上高が883億4400万円で前期比0・8%減、営業利益は18億6500万円で同104・3%増、経常利益は23億9400万円で同61・8%増、親会社株主に帰属する当期純利益は25億4300万円で同97・5%増となった。

 省エネルギー関連製品や環境対応製品、スポーツ健康関連製品などの成長分野と、インフラ整備、防災関連分野、グローバル化へと積極的な事業展開を推進するとともに、徹底したコストダウンに取り組んだ結果、大幅な増益となった。

 シューズ事業については、ジュニアスポーツシューズのトップブランド「瞬足」から新たに投入された、着地の衝撃を吸収する機能を搭載した「SYUNSOKU STORM」や、米国ブランド「アウトドアプロダクツ」は好調に推移した。しかし、暖冬の影響によるブーツの伸び悩みとキャラクターシューズの低迷により、シューズ事業全体では前年売上を下回った。

 この結果、同事業の売上高は194億2800万円で同2・1%減、営業損失は7億3000万円(前期は8000万円の利益)となった。

 プラスチック事業については、車両内装用資材は、堅調な北米マーケット向けの伸長はあったが、国内自動車販売の不振と中国・東南アジアマーケットの減速により、前年売上を下回った。

 フイルムの国内事業は、内需関連が一般用で伸び悩み、前年売上を下回った。輸出は欧州向けや豪州向けの窓用フィルムが好調で前年売上を上った。北米事業は医療用などが好調に推移したが、文具用が低迷し、前年売上を下回った。農業分野は生分解用は好調だったが、農業用ハウス需要低迷の影響を受け、前年売上を下回った。

 建装資材は住宅分野の需要回復が遅れ、床材・壁材ともに前年売上を下回った。

 引布商品は輸出用のボートと引布原反が好調に推移したが、国内向けのボート、エアーテントが苦戦し、全体では前年売上を下回った。

 これにより、同事業の売上高は390億3200万円で同2・4%減、営業利益は25億5400万円で同51・1%増となった。

 産業資材事業に関しては、ウレタンは寝具・家具・雑貨用など主力商品がそれぞれ好調に推移し、前年売上を上回った。

 断熱資材はスチレン製品でブロックの拡販により、前年売上を上回ったが、ボード製品とシステム製品は建築向けの回復が遅れ、パネル製品も仮設ハウス向けが落ち込み、全体として前年売上を下回った。

 工業資材は静電気対策品がスマートフォン向け需要減退の影響を受け、半導体分野では主要顧客での在庫調整や切替の影響により、前年売上を下回った。

 この結果、同事業の売上高は298億8200万円で同2・3%増、営業利益は21億3000万円万円で同66・8%増となった。

 2017年3月期の連結業績予想については、売上高が900億円で同1・9%増、営業利益は17億円で同8・9%減、経常利益は18億円で同24・8%減、親会社株主に帰属する当期純利益は11億円で同56・8%減を見込んでいる。

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