朝日ラバーの16年3月期 海外向け機能品低調で減収

2016年05月12日

ゴムタイムス社

 朝日ラバーの2016年3月期連結決算は、売上高が59億7600万円で前期比1・4%減となった。利益面では、前期に役員退職慰労引当金繰入額の計上等があったことから、営業利益は2億3700万円で同107・4%増、経常利益は2億3500万円で同92・8%増と減収増益となった。親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に特別利益として受取保険金の計上等があったことから、1億3100万円で同60・0%減となった。

 セグメント別の工業用ゴム事業では、自動車内装照明向けのシリコーンゴムキャップ付きLED「ASA COLOR LED」の受注が好調に推移したが、機能製品であるRFIDタグ用ゴム製品の海外向けの受注が大きく減少した。その結果、売上高は48億5000万円で同0・9%減となった。営業利益は3億2000万円で同27・0%減となった。

 医療・衛生用ゴム事業では、プレフィルドシリンジ用ガスケットの受注は堅調に推移したが、採血用・薬液混注用ゴム栓の新機種切り替えによる受注調整のため受注が減少した。その結果、売上高は11億2600万円で同3・3%減、営業利益は1億2800万円で同1・3%増となった。

 次期の連結業績見通しについては、「ASA COLOR LED」をはじめとした自動車関連製品の販売の増加、および医療・衛生用ゴム事業の堅調な受注継続を見込んでいることから、売上高は62億円で同3・7%増となる予想。利益面では、売上の増加による利益増加、継続した原価低減活動の実施によるコスト削減等により、営業利益は2億7100万円で同14・0%増、経常利益は2億3000万円で同2・4%減、純利益は1億5400万円で同17・0%増を見込んでいる。

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