住友理工 心肺蘇生法訓練評価システムを発売

2016年03月30日

ゴムタイムス社

 住友理工は3月29日、心肺蘇生法(心臓マッサージ)の訓練をサポートする胸骨圧迫訓練評価システム「しんのすけくん」を発売したと発表した。

 新製品は同社開発の圧力検知センサー「スマートラバー(SR)センサ」を応用して開発された製品で、同製品を使用することにより、心臓マッサージの訓練で重要な要素である圧迫位置、圧迫の深さ、リズムなどを検知、要素ごとに得点化し、客観的に評価することができるため、これまで勘や感覚に頼っていた訓練の質の向上を図ることが可能となる。 全国の消防本部や病院などでの普及を目指していく。

 具体的には適切な圧迫位置の指示を「右」「左」などの音声ガイドにより受けられるほか、画面表示により訓練結果がリアルタイムに受講者にフィードバックされるため、よりスムーズに正しい心臓マッサージの方法を習得することが可能となる。価格は訓練用の人形胸部にセットするセンサーシートとコントローラー、パソコン用ソフトウェアの計3点で12万8000円。人形とモニター用のパソコンへ簡単に取り付けることができることも特徴の一つとなっている。

 製品化にあたっては、国際蘇生連絡協議会(ILCOR)の国際コンセンサスをベースに、日本蘇生協議会(JRC)が2015年10月に公表した「JRC蘇生ガイドライン2015」に準拠した。

 同社では、救急救命士や医師・看護師などの医療従事者向けだけでなく、救急救命手当実施率の向上や救命処置による生存率向上に向けて、学校や自治体・企業で実施される一般市民向けの救急救命講習会での活用も視野に入れ、普及を目指していくとしている。