朝日ラバー 中期経営計画の目標を下方修正

2016年02月24日

ゴムタイムス社

 朝日ラバーは2月23日、2015年3月期を初年度とする「第11次三ヵ年中期経営計画(V―1計画)」(2014年4月~2017年3月)を5月13日に公表し、推進してきたが、直近の受注状況を踏まえ今後の事業環境等を勘案した結果、最終年度となる2017年3月期の目標を見直ししたと発表した。

 「第11次三ヵ年中期経営計画(V―1計画)」では、最終年度の2017年3月期の連結数値目標として、売上高80億円、営業利益8億円を掲げ推進してきた。同中期経営計画では、ライフサイエンス分野のマイクロ流体デバイス製品について、最終年度の連結売上高目標を12億5000万円としていたが、売上比率を高く設定していた主力案件の受注が大幅に少なくなる見込みであることや、他の開発案件の量産開始も遅れる見込みであることも踏まえ、今後の事業環境等を勘案した結果、連結売上高目標を60億円~65億円に修正する。詳細な売上計画ならびにこれによる連結営業利益への影響は現在精査中であり、5月の今年度の決算発表時に開示する予定。

 ライフサイエンス分野については、2017年3月期の売上高は今期予測の1億円以上を目指していく。同分野の事業については、開発案件の市場への早期投入を引き続き進めるとともに、当社コア技術である分子接着・接合技術をさらに発展させ、多くの案件を受注し早期事業化できるよう開発を進めていくが、現時点で2017年3月期以降の売上高は未定となっている。

 また、2015年8月25日に開示した福島県白河市に建設する新工場について、竣工予定を平成2016年春としていたが、新工場で生産を予定していたライフサイエンス分野のマイクロ流体デバイス製品の受注状況が、前述のとおり大幅に少なくなる見込みであることや、他の開発製品の量産開始も遅れる見込みであることから、2016年6月着工、2017年2月竣工予定に延期する。

 なお、新工場と初期導入予定の生産設備については、福島県の「平成27年度福島医療・福祉機器開発・事業化事業費補助金」の補助対象事業として採択され、交付決定しているが、新工場の竣工が2016年度に延期となることから、福島県に事業年度の変更手続きを申請中。

 現時点において、自動車分野では、内装照明用のLEDキャップ「ASA COLOR LED」やスイッチ用ゴム製品、防水カバーなどが当初計画を超える受注があり、堅調に推移している。

 医療分野でも既存製品の原価改善が進み、収益性を高める活動を続けている。

 その他分野のRFIDタグ用ゴム製品などの開発製品では、受注や立上げ時期に変動があるが、独自の技術で社会に貢献するものづくりを目指し、事業基盤の強化と整備の重点施策について継続して推進し、持続的な成長を目指していくとしている。

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