西川ゴムの4~12月期 海外好調で営業益65%増加

2016年02月09日

ゴムタイムス社

 西川ゴム工業の2016年3月期第3四半期連結決算は、売上高が664億100万円で前年同期比7・0%増、営業利益は46億6100万円で同65・5%増、経常利益は46億6700万円で同52・4%増、親会社に帰属する四半期純利益は28億1000万円で同113・9%増の増収増益となった。

 売上高は米国やメキシコなどの海外子会社で、前年同期に比べ売上が増加したことにより増収を達成。利益についても、米国とメキシコ子会社の収益が改善したことが寄与し、営業・経常利益ともに大幅増となった。

 セグメント別では、自動車用部品は国内販売が軽自動車税増税などの影響により、生産台数の落ち込みがあったが、米国やメキシコの堅調な売上に支えられた。

 この結果、売上高は632億2200万円で7・5%増、営業利益は43億2800万円で同70・4%増となった。

 一般産業資材については、政府の住宅取得支援策に下支えされたものの、新設住宅着工戸数は低水準で推移した。

 これにより、売上高は31億7800万円で同3・1%減だったが、営業利益は3億3300万円で同20・8%増となった。

 通期の連結業績予想については売上高を上方、各利益項目を下方修正した前回公表(8月7日)値からの変更はなく、売上高が914億円で前期比3・9%増、営業利益は64億4000万円で同41・0%増、経常利益は64億7000万円で同48・4%増、当期純利益は45億円で同114・5%増を見込んでいる。

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