【ベルト特集】ゴムの1―8月生産は前年並み

2013年11月11日

ゴムタイムス社

樹脂は前年上回る水準で推移

 日本ベルト工業会がまとめた8月のゴムベルト生産実績によると、生産量は2216トンで、前年同月比6%減となった。内需が7月の同6%増から一転、同13%減の1357トンとなったことが響いた。輸出は逆に、7月の同1%増から同7%増の858トンと上向いている。1―8月の累計では、2万397トンで前年並みを確保した。
 8月の樹脂ベルトの生産量は8万8498㎡で同1%減。7月は9万9万2802㎡で、同22%増と高い伸びを示していたが、減速した。ただし、1―8月の累計では、70万5807㎡で前年同期比6%増と、前年を上回る水準を推移している。
 8月のゴムベルトの生産実績を品種別に見ると、コンベヤベルトは内需が前年同月比7%減の698トン、輸出は同13%増の739トン、合計では1438トンで、同2%の増加。伝動ベルトは778トンで同19%減、内需は同18%減の659トン、輸出は同21%減の119トンとなった。
 樹脂ベルトの品種別ではポリウレタンが6万484㎡で同1%増、PVCは1万8291㎡で同14%増、その他は9723㎡で同25%と減少している。
 コンベヤベルトに限ると、今年上半期の需要動向は、国内出荷は引き続き震災復興により需要が伸長するとともに、海外ではアジアを中心に市場が拡大し、輸出が好調に推移した。

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