12年9月のプラスチック原材料生産実績 生産量15ヵ月ぶりに増加

2012年11月28日

ゴムタイムス社

 日本プラスチック工業会連盟がまとめた9月のプラスチック原材料生産実績は前年同月比1・5%増の85万6146トンとなった。
 総合計では、昨年の7月の減少から、15ヵ月ぶりの増加となった。
 主な原材料でみると、熱硬化性樹脂の合計は7万7631トンで前年同月比1・1%減となったが、その中でメラミン樹脂は6401トン、同2・2%減、アルキド樹脂は5598トン、同4・1%減、エポキシ樹脂は同6・6%減と比較的大きく増減した。
 熱可塑性樹脂の合計は76万1192トンで同1・2%増となり、昨年の10月から12ヵ月ぶりの増加。その中で、AS樹脂は同30・0%増、ポリプロピレンは同11・0%増、PBT樹脂は同33・1%増と大幅な増加となった。一方、エチレン酢ビコポリマーは同19・0%減、ポリスチレンの発泡用は同16・3%減、ABS樹脂は同16・6%減、石油樹脂は同32・3%減、ポリビニルアルコールは同30・1%減、ふっ素樹脂が同25・2%減、PET樹脂の容器用が同22・9%減、その他が同15・3%減と大きく減少した。
 この結果、1―9月累計のプラスチック原材料生産実績は前年同期比7・4%減の791万4161トン。主な原材料では、特にウレタンフォームが同16・9%増、PET樹脂の容器用が同29・4%減となった。

 

2012年9月のプラスチック原材料生産実績

2012年9月のプラスチック原材料生産実績

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー