樹脂添加剤は増収増益 ADEKAの4~6月期

2026年08月18日

ゴムタイムス社

 ADEKAの27年3月期第1四半期決算は、売上高が1170億4300万円で前年同期比15・2%増、営業利益は156億9000万円で同42・7%増、経常利益は166億2000万円で同50・2%増、四半期純利益は107億1000万円で同47・8%増となった。
 化学品事業の売上高は628億円で同20・0%増、営業利益は101億円で同60・9%増となった。樹脂添加剤の売上高は287億円で同14・5%増、営業利益は38億円で同49・0%増となった。米国での住宅関連の堅調な需要やデータセンター投資の拡大を背景に、住宅内装材や電線被覆材向けに塩ビ用安定剤の販売が好調だった。また、食品包装材向けを中心に透明化剤の販売が好調に推移し、新製品「トランスパレックス」の実需化も進んだ。さらに、プラスチック製品全般に使用される酸化防止剤の販売が好調だった。
 半導体材料の売上高は108億円で同47・2%増、営業利益は26億円で同82・9%増となった。AI関連需要を背景とした先端DRAMの生産拡大により、高誘電材料は主力製品、新製品ともに販売が好調だった。また、EUV露光装置の製造プロセスへの適用が拡大したことにより、先端フォトレジスト向け半導体リソグラフィ材料の販売が好調だった。
 環境材料の売上高は232億円で同16・9%増、営業利益は35億円で同60・1%増。エレクトロニクス分野では、半導体封止材向けに特殊エポキシ樹脂の販売が好調だった。モビリティ分野ではアジア、欧州および米国において自動車エンジンオイル向け潤滑油添加剤の販売が好調だった。生活産業分野では、グローバルで用途開発が進展し、特に米国での建築塗料接着剤向けに反応性乳化剤の販売が好調だった。
 27年3月期の連結業績予想は、直近に公表されている数値についていずれも上方修正した。売上高が4620億円(前回発表4530億円、増減率2・0%増)、営業利益が500億円(同468億円、同6・8%増)、経常利益が500億円(同466億円、同7・3%増)、当期純利益が320億円(同288億円、同11・1%増)を見込んでいる。修正理由は、化学品事業でAI関連需要を背景とした半導体向けを中心に、自動車、家電・電子機器関連および住宅・インフラ向けの販売が好調に推移。第2四半期以降も需要は堅調に推移すると見ており、売上、各段階利益は前回発表値を上回る見込み。

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