クレハの27年3月期第1四半期決算(IFRS適用)は、売上収益が420億9800万円で前年同期比15・2%増、コア営業利益が59億500万円で同209・0%増、営業利益は58億1000万円で同149・4%増、親会社の所有者に帰属する四半期利益は42億8900万円で同108・1%増となった。
セグメント別に見ると、機能製品事業の売上収益は166億3700万円で同7・1%増、コア営業利益は30億 300万円(前年同期は1億300万円の利益)となった。シェールオイル・ガス掘削用途のPGA(ポリグリコール酸)樹脂加工品およびリチウムイオン二次電池用バインダー向けのフッ化ビニリデン樹脂の売上が増加したことに加えて、PPS樹脂において米国合弁会社の持分法による投資利益が増加したことから、この分野での売上、コア営業利益はともに増加した。炭素製品分野では、売上、コア営業利益はともに前年同期並みとなった。
化学製品事業の売上収益は73億9400万円で同27・1%増、営業損失は1億2900万円(前年同期は4億100万円の損益)となった。農業・園芸用殺菌剤および慢性腎不全用剤「クレメジン」の売上が増加したことから、この分野での売上、コア営業利益はともに増加した。工業薬品分野では、有機薬品類の売上が増加したことから、この分野での売上は増加したが、原材料価格の上昇によりコア営業利益は減少した。
樹脂製品事業の売上収益は111億2900万円で同27・6%増、コア営業利益は24億2700万円同51・9%増となった。
27年3月期通期連結業績予想は、直近に公表されている数値について売上収益とコア営業利益を上方修正した(営業利益、税引前利益、当期利益は据え置き)。売上収益が1730億円(前回発表1720億円、増減率0・6%増)、コア営業利益が120億円(同100億円、同20・0%増)、営業利益は110億円(前期は185億9200万円の損失)、勢義気前利益は105億円(前期は183億1000万円の損失)、当期利益は75億円(前期は106億9300万円の損失)を見込んでいる。
