デンカの27年3月期第1四半期連結決算は、売上高が969億7700万円で前年同期比3・1%増、営業利益は109億9300万円で同377・6%増、経常利益は94億7500万円で同466・8%増、四半期純利益は28億4300万円で同43・2%減となった。
セグメントのうち、エラストマー・インフラソリューション部門の売上高は236億6900万円で同8・3%減、営業利益は27億4100万円(前年同期は13億9500万円の損失)となった。クロロプレンゴムの需要は概ね前年並みとなったが、高コストである米国子会社の製造設備を暫定停止しており収益性は改善した。このほか、農業・土木用途向けのコルゲート管の販売は増収となったが、特殊混和材の販売は工事遅れなどの影響により前年を下回った。
ポリマーソリューション部門の売上高は360億8300万円で同6・8%増、営業利益は36億2100万円で同805・3%増となった。同部門の各製品は、原燃料価格の高騰に応じた販売価格の見直しを行った。数量面では、新たに東洋スチレン社が連結子会社となり、ポリスチレン樹脂の販売が寄与した。一方、デンカシンガポール社のMS樹脂は需要回復が遅れており、前年を下回った。またスチレンモノマーは定期修繕の実施に伴い出荷減となり、AS・ABS樹脂の販売は前年を下回った。このほか、食品包材用シートおよびその加工品の販売は概ね前年並みとなった。
27年3月期通期連結業績予想は、売上高4500億円で前期比17・1%増、営業利益300億円で同14・4%増、経常利益200億円で同3・7%増、当期純利益160億円で同1・9%増を見込んでいる。
