バンドー化学が入社式開催 植野社長「自分自身を磨き続けて」

2026年04月03日

ゴムタイムス社

 バンドー化学は4月1日、同社事業所において、2026年度の入社式を執り行い、新入社員(正社員登用を含む)63名(昨年実績59名)が新たな節目を迎えたと発表した。式典では、植野社長が同社従業員として心掛けて欲しいことなどの激励のことばを述べ、新入社員を歓迎した。

 植野社長激励のことば(要旨)は以下の通り。

 本日、社会人となられた52名の皆さんをバンドー化学へお迎えし、また正社員に登用された11名の方々の記念すべき節目を、こうして祝福できることを大変嬉しく思います。

 来たる4月14日、当社は創業120周年という大きな節目を迎えます。120年の歴史は、決して一時的な成功や幸運だけで築けるものではありません。時代の変化に常に真剣に向き合い、幾多の困難なことに対しても挑戦と改革を積み重ねてきた結果として、今日の私たちがあります。皆さんには、こうした当社の歴史と精神を受け継ぎ、未来へバトンをつなぐ存在として、大いに活躍していただくことを期待しています。

 本日、当社の従業員となった皆さんにぜひ心掛けてほしいことを3つお話しします。

 一つ目は、「自分自身を磨き続けること」です。皆さんは、学校などで学んできた知識や経験をお持ちです。これらは仕事を進めるうえで基礎になるものと思います。しかし、今後皆さんが直面する実社会の課題の多くは、これまでに学んだ知識だけでは対応できないものばかりです。社会の変化とともに、これまでの常識が通用しなくなる場面も数多くあると思います。だからこそ、生涯にわたり学び続ける姿勢が必要です。その際に何より大切なのが、「謙虚に学ぶ」ということです。謙虚さを失えば、学びの機会を逃し、成長は止まってしまいます。自分にはまだ知らないことがある、学ぶべきことがある、という姿勢こそが、皆さんを成長へと導きます。
 一方で、仕事だけに没頭するのではなく、プライベートの時間も大切にしてください。好奇心を持ち、自分の知らない世界に触れることで感性が磨かれ、人としての魅力が高まります。そして、自分自身を磨くうえでは「心・技・体」のバランスが重要です。健康な心と身体があってこそ、知識やスキルは十分に発揮されます。

 二つ目は、「正解は自分で導き出すこと」です。
 現代社会は、情報があふれています。AIの発達もあって情報を得ること自体は容易になりましたが、その中から何が本質で、何が正しいのかを見極めることは、かえって難しくなっています。今後、AIも我々の生活や仕事において不可欠なものになってくると思いますが、AIは考えることを任せる道具ではなく、考えるスピードと視野を広げるための道具と言われています。大切なのは、得られた情報を鵜呑みにするのではなく、自ら現場に足を運び、自分の目で確かめ、考え抜くことです。
 学生時代は、正解が用意された問題に取り組む機会が多かったと思います。しかし、実社会では正解が一つとは限りません。今日の正解が、明日の正解である保証もありません。だからこそ、自ら考え続けることが重要です。答えを誰かから与えられるのではなく、自分自身で導き出す力を身につけてください。

 三つ目は、「失敗を恐れず、主体的に行動すること」です。
 長い社会人生活の中では、思いどおりにいかないことや、失敗を経験することもあります。失敗を避けたいと思うのは自然なことですが、失敗を恐れて行動しなければ、何も生まれません。十分に考え、準備をしたうえで、ぜひ主体的に行動してください。誰かの指示を待つのではなく、自ら変えていくという意識を持ってほしいと思います。
 
 人は、数えきれない失敗や挫折を経験しながら、それを糧に成長していくものです。皆さんには、ぜひ自分自身の可能性を信じ、失敗を恐れずに挑戦し続けてほしいと思います。新しい視点や発想を持った皆さんの挑戦が、きっと私たちの未来を切り拓く大きな力になります。

 多様な価値観、自由な発想、そして柔軟な吸収力を存分に発揮し、時代の担い手として、今と未来をつなぎ、バンドーグループの輝く未来を創造してくれることを心から願っています。

入社式の様子

入社式の様子

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