デンカが入社式開催 石田社長から祝辞

2026年04月03日

ゴムタイムス社

 2026年度新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。数ある企業の中からデンカを選んでいただきましたこと、デンカグループを代表いたしまして、心より歓迎申し上げます。

 さて、皆さんが社会人として一歩を踏み出すこの2026年、4年前のロシアによるウクライナへの侵攻に始まり、直近では中東情勢をめぐる緊張など、先行きを見通しにくい状況が続いております。グローバル市場で活動する我々にとっては、常に不確実性と隣り合わせで企業活動を行っていかなければなりません。

 当社が創立された1915年も同じく激動の時代でした。前年の1914年7月に第一次世界大戦が勃発して、それまで、欧州から輸入されていた肥料である石灰窒素をはじめとした化学製品の輸入量が激減しました。この供給不安を解消するために「なければ、作ればいい」という気概と、独自技術による挑戦により、カーバイドおよび石灰窒素の製造・販売を目的として、当社はスタートしたのであります。

 当社は本年で111周年を迎えますが、創立当初より、「モノづくりを通して社会に貢献すること」をモットーに、果敢に新しい事業に挑戦し、現在では、電子材料から合成ゴム、合成樹脂、さらにはワクチンや検査試薬などの医療分野に至るまで幅広い事業をグローバルに展開しています。このように、環境変化を捉え、世の中のニーズに柔軟に対応しながら、社会が必要とするものを生み出して貢献していくことは、当社グループの歴史そのものであり、我々のDNAであると考えています。

 2023年度よりスタートした経営計画「Mission2030」では、我々が大事にする価値、すなわちDNAを「挑戦」「誠実」「共感」と云う言葉で表現し、コアバリューとして位置付けています。今後、皆さんがデンカで働くうえで、この3つのコアバリューは、日々のマインドセットや行動の指針となりますので、ぜひ胸に刻んでください。

 経営計画「Mission2030」は、2023年の策定以降の環境変化を踏まえ、このたび軌道修正を行いました。2026年度から2028年度の3年間を「フェーズ2」と位置づけ、「稼ぐ力の再構築と成長ステージへの基盤固め」に注力した施策を展開してまいります。
 フェーズ2の期間中には、営業利益は過去最高益を更新することはもとより、さらなるデンカの成長に向けた道筋をしっかりと示していきます。
 そのために、社員一人ひとりが「プロ意識」をもって日々の業務に取り組むことを、私自らが、率先して色々な場面で発信しています。ぜひ、新入社員の皆さんも一日も早く戦力になって、会社に貢献していただくことを期待しています。

 最後になりますが、私が昔から思っているいくつかのメッセージをお伝えしたいと思います。

1・目の前の仕事に邁進すること。
2・絶えず疑問を持ち、違った観点・発想から如何に効率的にするかを考える癖をつけること。
3・スピード重視で且つ行動することに重点をおくこと。
4・失敗を恐れないこと。行動や実践を通して多くの「知恵」を学ぶことができます。「知識」は読書などでも得られますが、「知恵」を得るには経験が必要です。
5・自分で考え、自分で行動する「自律型」の人間を目指すこと。「指示待ち人間」「単なる評論家」にはならないこと。
6・楽しく仕事をすること。1日の約3分の1は仕事の時間です。睡眠を除けば、半分は働いていることになります。この時間が「やらされている」と感じるのはつまらないと思いませんか?仕事は楽しむことが重要だと思います。 

 以上、新入社員皆さんのご健闘を期待いたしまして、私からの祝辞とさせていただきます。本日は、おめでとうございました。

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