横浜ゴムが入社式を開催 清宮社長、安全と挑戦を求める

2026年04月03日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは4月1日、神奈川県・平塚市の本社で入社式を開催し、清宮眞二社長が新入社員を前にあいさつした。

 新入社員の皆さん、ご入社おめでとうございます。横浜ゴムグループを代表して、皆さんを心から歓迎いたします。

 まずは、当社の現状についてお話しします。日々めまぐるしく変化する世界情勢の中にあっても、当社は大きく成長を続けています。2025年度の決算では、売上収益が1兆2350億円となり、5期連続で過去最高の売上と利益を更新しました。中期経営計画「YX2026」で掲げてきた「Hockey Stick Growth(うなぎ昇りの成長)」により、タイヤ業界におけるポジションも世界8位から6位へと上昇しています。
 「YX2026」の最終年となる今年は、6期連続の過去最高業績を目指す、さらなる挑戦の一年です。
 今日から皆さんは、この成長をさらに加速させる「挑戦者」の一員として、新たなスタートを切ることになります。

 ここで、私が仕事をする上で最も重要と考えていることを2つ、皆さんにお伝えします。

 1つ目は「安全とコンプライアンス」です。これは毎年、新入社員の皆さんに伝えていることであり、当社社員としての「原点」です。製造業にとって「安全」はすべての事業活動の土台であり最優先事項です。当社は皆さんが安心して働けるよう安全な設備やルール作りを徹底していますが、最後の砦となるのは、皆さん一人ひとりの高い安全意識です。決められた手順や約束事を確実に守る姿勢が自分自身、そして大切な仲間を守ることに直結します。
 そしてコンプライアンス、すなわち「法令や社会の規範を守ること」も同様です。プライベートでのSNSの使い方や社会におけるマナーも含め、自分の行動が周囲にどう見られるか、常に想像力を働かせてください。
 ルールに反した行動は、これまで当社が築き上げてきた信頼を一瞬で壊し、真面目に働く仲間の努力を無駄にしてしまいます。皆さんの行動一つひとつが会社全体の信用に関わるのです。
 私たちが作っている製品は、ただのゴム製品ではありません。世界中の人々の命を預かり、安全な移動を支えるという、極めて重い責任を伴う製品です。その「人の命を守る製品」を生み出している私たちが、安全を軽視したり、信頼を裏切るようなコンプライアンス違反を起こすことは、私たちの存在意義そのものを否定することになります。皆さんはこの瞬間から、当社の一員としての自覚を持ち、その誇りと重責をしっかりと胸に刻んでください。

 2つ目は「スピードと挑戦」です。激動の時代において、私たちが勝ち残るための最大の武器は「スピード」です。ただし「スピード感をもって仕事をする」とは、単に作業を急ぐことではありません。完璧な計画を立てるために立ち止まって悩むのではなく、まずは一歩を踏み出し、動きながら考えるということです。早く動けば、それだけ早く結果が分かります。もしそれが失敗であっても、早く気づいて軌道修正すれば、それは成功への最短ルートになります。
 私の好きな言葉に「失敗を恐れるより、何もしないことを恐れろ」というものがあります。失敗を恐れて立ち止まり、時間を浪費するのではなく、従来のやり方にとらわれない柔軟な発想で、スピーディーに挑戦し続けることを期待しています。

 当社の基本理念は「心と技術をこめたモノづくりにより、幸せと豊かさに貢献する」です。創業から100年以上受け継がれてきたこの理念は、変化の激しい現代においても私たちの変わらぬ軸です。皆さんもこの理念を胸に、世界中の人々の移動と生活を支える誇りを持ってください。
 これからの社会人生活は、楽しいことばかりではないかもしれません。しかし、ここには苦楽を分かち合い、互いに高め合える最高の仲間がいます。皆さんの挑戦を支え、失敗を次の成功に変えてくれる頼もしい先輩たちもいます。これから私たちが挑む高い壁は、決して一人では乗り越えられませんが、「チーム横浜ゴム」として一丸となれば必ず越えられます。皆さんが「横浜ゴムに入ってよかった」と心から思える未来を、私たちと一緒に創っていきましょう。

 以上、皆さんの入社を心から祝福し、歓迎の挨拶とさせていただきます。改めて、ご入社おめでとうございます。

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