クレハの26年3月期第3四半期連結決算は、売上収益が1177億6300万円で前年同期比3・5%減、営業利益は133億4200万円で同27・5%増、税引前四半期利益は138億7300万円で同25・0%増、親会社の所有者に帰属する四半期利益は102億3400万円で同26・4%増となった。
セグメントでは、樹脂製品事業の売上収益は283億8100万円で同14・0%減、営業利益は58億6800万円で同9・7%減となった。コンシューマー・グッズ分野では、家庭用ラップ「NEWクレラップ」およびフッ化ビニリデン釣糸「シーガー」の売上げが増加し、この分野での売上げ、営業利益はともに増加した。業務用食品包装材分野では、熱収縮多層フィルムの販売を前年上期で終了したことにより、売上げ、営業利益はともに減少した。
機能製品事業の売上収益が455億4700万円で同5・2%増、営業利益は37億8700万円で同198・6%増となった。機能樹脂分野では、リチウムイオン二次電池用バインダー向けのフッ化ビニリデン樹脂の売上げは減少したものの、シェールオイル・ガス掘削用途のPGA(ポリグリコール酸)樹脂加工品およびPPS樹脂の売上げが増加したことに加えて原材料価格の下落もあり、この分野での売上げ、営業利益はともに増加した。炭素製品分野では、球状活性炭の売上げが増加したことから、この分野での売上げ、営業利益はともに増加した。
26年3月期の連結業績予想は、売上収益は1650億円で前期比1・8%増、営業利益は140億円で同48・5%増、税引前利益は140億円で同37・0%増、親会社の所有者に帰属する当期利益は100億円で同28・2%増を見込んでいる。
