横浜ゴムは1月27日、港湾空港総合技術センター(SCOPE)が実施する「ゴム防舷材試験環境証明事業」の厳正な審査を通過し、2026年1月23日付で「ゴム防舷材試験環境証明書」を取得したことを発表した。これにより、同社が製造・販売する防舷材の試験環境の信頼性やデータ不正の防止体制が整備されていることなどが証明された。
防舷材は船体と岸壁を接岸や接舷の衝撃から保護する緩衝材で、港湾の係留施設では岸壁と船、洋上の荷役では船体の間に設置され、船舶と港湾施設の安全に大きな役割を担っている。「ゴム防舷材試験環境証明事業」は防舷材の試験の信頼性を確保し、安全安心に防舷材が使用できるよう、2023年4月1日から新たに開始された事業。国際航路協会(PIANC)が定めるゴム防舷材の試験法などに関するガイドラインを基にSCOPEが具体的に規定した要求事項を遵守しているか、不正ができないシステムになっているかなど、以下の項目について審査される。
SCOPEゴム防舷材試験環境証明事業における審査要求項目は、①ゴム防舷材静的圧縮試験への要求事項遵守、②データ不正の余地がないこと、③防舷材の試験データの統計値の健全性、④企業としてのデータ不正防止体制についてとなる。
同社は1958年に世界で初めて2船体洋上接舷に用いられる空気式防舷材を開発。2023年からは性能要件が高い空気式に加え、主要市場であるソリッド防舷材をポートフォリオに加え、防舷材の総合メーカーとなることで収益基盤のさらなる強化を推進している。
