デンカがDX認定事業者に認定 デジタル活用の推進が評価

2025年12月11日

ゴムタイムス社

 デンカは12月8日、経済産業省が定めるDX認定制度に基づき、「DX認定事業者」として認定されたと発表した。
 DX認定制度は「情報処理の促進に関する法律」に基づき、「デジタルガバナンス・コード」の基本的事項に対応し、デジタルによってビジネスを変革する準備が整っていると認められた企業を国が認定する制度となる。
 同社は経営計画「Mission 2030」の実現に向けて、デジタル技術を活用した企業変革と新しい価値の創造を推進している。
 近年の社会構造や競争環境の急速な変化に対応するため、同社は「Denka Digital Transformation(DDX)ロードマップ」を策定し、製品開発・生産・販売・サプライチェーンなど全領域でデジタル活用を加速しており、以下の3大プロジェクトを中心に取り組みを進めている。
 1つ目は、プロジェクトA「AIによるグレーゾーン業務の撲滅」。生成AIなど先進技術を活用し、定型業務の自動化と簡略化を推進する。これにより労働時間削減と創造的かつ戦略的な業務に集中できる環境を整備する。
 2つ目は、プロジェクトB「BI(ビジネスインテリジェンス)・データドリブンによる業務プロセス変革」。全社データ活用基盤とBIを活用し、迅速かつ正確な意思決定を実現し、業務効率化と新事業創出を目指す。
 3つ目は、プロジェクトC「CRM(顧客関係管理)による顧客満足度向上と新しい価値の創造」。営業・マーケティングのデジタル化を推進し、顧客満足度向上と新たな価値創出を実現する。
 同社は、同プロジェクトに加えDX人財(DP、Digital Pilot)育成プログラムを通じた全社員でのデジタル活用の推進など、全社一丸となった取り組みを通じて、「Mission 2030」の達成と持続的な企業価値向上を目指していく。
 同社はこれからも、「化学の力で世界をよりよくするスペシャリストになる」というパーパスのもと、世界に誇れる化学で、人々の暮らしと社会に貢献し続ける。

DX認定ロゴ

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