帝人フロンティアは12月４日、12月11日に、ベトナムのホテル・ニッコー・サイゴン（ホーチミン市）にて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みの一環として、「サプライチェーンＣＳＲセミナー」を開催すると発表した。
同セミナーは、現地の縫製・刺繍工場や素材メーカーを対象に、環境・人権・労働環境への配慮など、企業の社会的責任（ＣＳＲ）の視点を調達活動に取り入れたＣＳＲ調達の浸透を図ることを目的としている。２０１５年より継続して実施している同セミナーは、今回で13回目の開催となり、現地パートナーとの信頼関係の深化と持続可能な調達体制の構築に貢献するものとなる。
同社は、素材開発から製品化に至るまでのグローバルなバリューチェーン全体において、ＣＳＲ調達を重要な課題と位置づけている。国内外の取引先とともに責任ある調達を推進するため、調査・監査・社員研修などを通じてＣＳＲへの理解を深める機会を提供し、その取り組みの裾野を広げている。
また、人権侵害問題の迅速な解決を目的に、国内外のサプライヤー向けの「サプライヤーホットライン」を導入した。一般社団法人ＡＳＳＣと連携し、匿名での相談が可能な仕組みを整備することで、サプライチェーン全体における人権や労働環境の保全にも積極的に取り組んでいる。
セミナーの日時は２０２５年12月11日11時30分～17時（日本時間）、場所はＨＯＴＥＬ ＮＩＫＫＯ ＳＡＩＧＯＮ ４Ｆ ＲＯＯＭ７（２３５ Ｎｇｕｙｅｎ Ｖａｎ Ｃｕ Ｓｔｒｅｅｔ， Ｄｉｓｔｒｉｃｔ１， Ｈｏ Ｃｈｉ Ｍｉｎｈ Ｃｉｔｙ， Ｖｉｅｔｎａｍ）、プログラムは、【前半、セミナー（会場およびオンライン）】「人権尊重で目指す持続可能なビジネス」（ＩＬＯ国際労働機関）、「環境問題に関連するベトナムの繊維産業の取組とベストプラクティス」（ＶＩＴＡＳ Ｖｉｅｔｎａｍ Ｔｅｘｔｉｌｅ＆Ａｐｐａｒｅｌ Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ）、【後半、ワークショップ（会場のみ）】「労働時間管理」（Ｅｎｅｒｇｅｔｉｃ Ｇｒｅｅｎ）となる。
