ブリヂストン吹奏楽団久留米が70周年 最高の音楽で社会に貢献

2025年12月04日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは12月1日、東京中央区のブリヂストン本社で創設70周年を迎えたブリヂストン吹奏楽団久留米のメディア向け説明会を初開催した。
 ブリヂストン吹奏楽団久留米は、ブリヂストンの久留米・鳥栖両工場の従業員で構成する社会人吹奏楽団で、全日本吹奏楽コンクールでは4年連続(通算39回)金賞を受賞するなど屈指の実績を誇る。施設や学校での訪問演奏など音楽を通じた地域貢献活動を積極的に行っており、企業による芸術文化の振興を表彰する「メセナアワード2025」優秀賞も受賞した。
 団員は全員がタイヤをつくる工場で働きながら音楽活動に勤しんでおり、世界品質のタイヤをつくる「職人」かつ「音楽家」として熱い思いを持って活動している。
 同吹奏楽団は1955年に創業者・石橋正二郎により創設され、当初は社員の中から希望希望者を募り22名でスタートした。現在では61名の団員が三交替制でタイヤを製造しながら、団員の勤務シフトを統一するなどし、就業時間の前後に練習をしている。また、団員と共に働く周りの従業員も団員がコンクールや演奏会に遠征する際は業務をサポートするなど工場で働く全従業員が一丸となってブリヂストン吹奏楽団久留米の活躍を支えている。さらに、ブリヂストンの工場がある地域を中心に定期演奏会を実施しているほか、近隣施設への訪問演奏や地元の中学生や高校生への音楽指導、こどものためのコンサート開催など音楽を通して地域貢献活動を実施している。
 説明会には同社九州生産部門総務部総務課長の坂上朋子氏(ブリヂストン吹奏楽団久留米副団長)をはじめ、鳥栖工場、久留米工場社員の古川隼氏、岩佐翔平氏、山根大生氏、安丸晴輝氏ら団員が登壇した。
 坂上朋子副団長は楽団の歴史や活動内容を紹介した後に「記録が残る1968年

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