東レは11月28日、2025年10月29日に、厚生労働省より「プラチナくるみん」の認定を取得したと発表した。
「プラチナくるみん」は、次世代育成支援対策推進法に基づき、従業員の子育てを積極的に支援する企業に与えられる「くるみん」認定企業の中でも、より高い水準で仕事と子育ての両立を推進している企業に与えられるものとなる。同社は、「くるみん」認定を2007年から連続で取得している。
同社では、従業員一人ひとりがライフステージに応じて安心して働き続けられる環境づくりを目指し、育児等の両立を支援する取り組みを進めている。こうした施策に加え、近年特に注力する時間外労働時間や育休取得率などの実績が評価され、今回の認定に至った。
同社は、経営戦略の一つとして「人を基本とする経営」を掲げている。2024年8月には、多様な人々の個性や価値観を活かし、能力を最大限発揮できる環境づくりを行う「DE&I」専任組織として人事勤労部門内にHCM(HumanーCentric Management:人を基本とする経営)推進グループを設置し、「HCM推進活動」を開始した。
HCM推進活動では、従業員の意見を幅広く取り入れるために全社から有志を募り、性別、職種、階層などの垣根を越えたメンバーによるワーキングチームを編成して活動している。若手・ミドル層の率直な課題意識や、会社をより良くするための提言を経営層へ行い、両立支援施策や自律的なキャリア形成支援のさらなる拡充や組織風土改革を推進する取り組みを行っている。
今後も従業員との対話を通じて多様な取り組みを推進し、「企業価値の最大化」と「従業員の幸福度向上」を追求していく。
2025年12月02日

