日本精工(NSK)は11月26日、「work with Pride」が策定する、職場におけるセクシュアル・マイノリティへの取組みを評価する「PRIDE指標2025」においてゴールドを受賞したことを発表した。ゴールドの受賞は2021年から、5年連続受賞となる。
PRIDE指標2025ゴールド受賞にあたって、取締役 代表執行役社長・CEOの市井明俊氏は、「NSKの未来をつくる上で最も重要なのは「人」である。多様な人材が集まり、お互いを刺激し合うことで新たな気付きが生まれ、イノベーションが生み出される。NSKはこれからも必要とされ、信頼される会社であり続けるため、性別、性自認、性的思考、年齢、国籍などによらず、多様な人材一人ひとりが安心して自分らしく働ける、安全で健全な職場環境づくりを通じ、『変わる 超える』に挑戦し続ける」とコメントしている。
人事総務本部長の岡秀典氏は、「NSKではLGBTQ等の性的マイノリティの方々が自分らしく安心して働ける職場づくりには制度面の整備や充実のみならずアライ(ALLY)の力が必要不可欠であるとの認識のもと、社内講演会やセミナーなど、さまざまな取り組みを通じ、アライの輪を広げてきた。100年以上にわたりベアリングを通じて世の中の摩擦低減に挑戦してきた私たちは、多様な視点や経験を持つ従業員が互いの個性を尊重し合い、成長し続ける企業であるために、今後も多様性を促進するためのさまざまな施策を展開していく」とコメントしている。
同社は社員一人ひとりの能力・特性を最大限に活かせる、働きがいのある職場環境づくりを進めている。中でも、目に見えにくい多様性への理解、共感を促進させるための一つの施策として、LGBTQを取り上げ、様々な取り組みを行っている。
同社は性自認・性的指向について、「性自認・性的指向による差別を行わないと同時に、当事者の基本的人権を守ります」「性自認・性的指向などを理解し、支援できるアライ(ALLY)を増やします」「性自認・性的指向に関わらず活躍できる職場環境、企業風土をつくります」という考え方を明確にしている。この考え方にもとづき、同社ではLGBTQに関するセミナーや研修、相談窓口の設置、ALLYを増やす取り組みとして社内ALLYコミュニティの設置やALLYメルマガの発行、NSKオリジナルロゴ入りALLYステッカーおよびALLYストラップなどのALLYグッズの配布を実施している。また、PRIDE月間である6月にはNSK ALLY週間を設定し、例年、この期間中は趣旨に賛同する社員がALLYグッズを着用している。



