相模ゴム工業の26年3月期第2四半期業績は、売上高は31億2000万円で前年同期比3・2%増、営業利益は1億6100万円で同316・6%増、経常損失は1400万円(前年同期は5億3800万円の利益)、純損失は1億2600万円(同3億9000万円の利益)だった。
セグメント別では、ヘルスケア事業の売上高は24億8900万円で同7・2%増、営業利益は4億6200万円で同8・9%増となった。ラテックス製コンドームは、販売価格が上昇したものの、売上数量は伸び悩んだ。ポリウレタン製コンドームは越境ビジネスプラットフォームの活用で、越境ECによる販売拡大が奏功し、売上高が続伸した。
プラスチック製品事業の売上高は5億8800万円で同5・5%減、営業損失は2800万円(同5300万円の損失)。プラスチック製品事業は、原材料価格の高止まりに対応すべく、継続的に価格改定を実施した。食料品等の値上げ疲れや買い控えにより、数量ベースでは厳しい状況にあるが、特定の機能特性を活かせる分野やニッチな安定市場での差別化を図っている。
入浴・介護サービスおよびその他の事業を含むその他の売上高は4300万円で同45・6%減、営業損失は3600万円(同4100万円の損失)。売上高の減少は介護事業の事業譲渡及び事業所の閉鎖が9月末をで概ね完了したことによる。
26年3月期通期業績は、売上高61億円で前期比7・2%増、営業利益2億4000万円(前期は3300万円の損失)、経常利益1億4000万円で同73・2%減、純利益5000万円で同87・3%増を見込んでいる。
2025年11月17日
