第一事業部は増収・大幅増益 アキレスの4~9月期

2025年11月18日

ゴムタイムス社

 アキレスの26年3月期第2四半期決算は、売上高が389億1500万円で前年同期比0・2%増、営業利益は12億7500万円(前年同期4億4900万円の損失)、経常利益は14億8000万円(同4億7100万円の損失)、四半期純利益は13億4900万円で同15・1%減となった。

 セグメント別では、シューズBU(ビジネス・ユニット)の売上高は43億1600万円で同11・8%減、セグメント損失は1億5200万円(前年同期は5億800万円の損失)となった。ランニングシューズブランド「BROOKS(ブルックス)」は好調に推移したが、その他のブランドは厳しい競争環境の継続により、全体としては前年売上を下回った。

 第一事業部の売上高は234億7600万円で同2・1%増、セグメント利益は15億3600万円で同233・0%増となった。車輌資材は、航空機向けは堅調に推移したが、自動車向けは中国市場での日系自動車メーカーの生産減少の影響を受けて、前年売上を下回った。フイルムは、ライフサイエンス分野とエクステリア分野向けが伸長したことに伴い、前年売上を上回った。ウレタンは、雑貨用が堅調に推移したものの、寝具用は低調な状況が継続し、また、車輌用は、北米市場における日系自動車メーカーの生産減少の影響を受けたことに伴い、前年売上を下回った。工業資材は、半導体ウエハー搬送用及び製造工程用の部材が大きく伸長し、また、医療機器向けRIM成形品も好調に推移したことに伴い、前年売上を上回った。

 第二事業部の売上高は111億2200万円で同1・6%増、セグメント利益は10億5300万円で同36・2%増となった。断熱資材は、ボード製品、システム製品が堅調に推移したことに加え、販売価格の改定等もあり、前年売上を上回った。建装資材は、住宅市場の低迷の影響を受けて伸び悩んだが、販売価格の改定等により、前年売上を上回った。防災対策商品は、国内での販売が伸び悩み、前年売上を下回った。

 26年3月期の連結業績予想は、直近に公表されている数値を修正した。売上高が810億円(前回調査と同一)、営業利益18億円(同15億円、増減率20・0%増)、経常利益17億5000万円(同13億円、同34・6%増)、当期純利益14億5000万円(同8億円、同81・3%増)を見込んでいる。

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