住友理工は11月12日、同社製品の歯科用咬合力計「Oramo2」が、10月30日に実施された中日ドラゴンズの口腔機能検査(咬合圧検査)に初採用されたと発表した。
同検査は、愛知県歯科医師会の協力のもと、選手・コーチ・スタッフを対象に2022年から実施されている。同検査に加え、歯科健康診断も実施しており、これらの検査結果に基づく指導や、口腔機能の改善が選手たちのパフォーマンス向上につながることへの啓発を目的に開催されている。同検査では、板山祐太郎選手や仲地礼亜投手、根尾昂投手ら30名以上が診断を受け、歯科医師らと咬合圧の数値を確認した。
今回、同検査において、「Oramo2」の特長の一つである「簡単な操作と測定結果の即時フィードバック」が評価され、採用に至った。同製品は、測定する被験者や目的に応じてUタイプ(全歯計測)・Iタイプ(個歯計測)のセンサーに交換可能となる。また、ワイヤレス(乾電池式)かつ軽量な設計により、場所を選ばず活用できる。
同社グループは、経営ビジョン「2029年住友理工グループVision」で「自然と都市と人の空間が繋がるグリーンで快適な社会」を掲げている。今回の取り組みは、選手たちの健康状態の確認とパフォーマンス向上の支援を目的とした、新たな価値創造の一例となる。今後も、咬合力測定技術を通じて、すべての世代の方々が質の高い生活を送れる未来を目指し、安全・快適な暮らしと健康長寿社会の実現に貢献していく。
2025年11月14日


