ランクセスは11月7日、2025年度第3四半期の決算を発表した。厳しい市場環境と甚大な地政学的不確実性が業績に影響し、第3四半期の売上高は13億3800万ユーロで前年同期比16・3%減、特別項目を除いたEBITDAは1億2500万ユーロで同27・7%減となった。減益の主な要因は、世界的な需要低迷によるものである。さらに、2025年4月1日付で完了したウレタンシステムズ事業の売却による売上の減少や、為替のマイナス影響もあった。
スペシャリティアディティブス部門の第3四半期売上高は5億500万ユーロで同8・2%減、特別項目を除くEBITDAは4500万ユーロで同26・2%減となった。
特別項目を除く第3四半期のEBITDAマージンは9・3%(前年同期10・8%)となった。
同社は2025年度通期の業績見通しについて、特別項目を除くEBITDAを5億2000万~5億8000万ユーロの下限付近になると予測している。
2025年11月17日
