リケンテクノスが協業成立支援に採択 中小企業と新製品創出を目指す

2025年11月10日

ゴムタイムス社

 リケンテクノスは11月7日、東京都が主催するオープンイノベーション促進事業(Tokyo Cross Lab)「研究開発施設を保有する大企業等の公募」に採択されたと発表した。Tokyo Cross Labは、研究開発に関わる設備や装置を保有する企業とこれらの設備を活用して研究開発を進めたいスタートアップ企業や中小企業等とをマッチングさせ、両者の協業成立を支援しオープンイノベーションを促進させる事業となる。
 同社は、創業以来培ってきた合成樹脂加工に関わる総合的な技術をベースに「科学の力のチャレンジメーカー」として、ユーザーや社会のニーズに応える高品質な製品・技術を提供している。
 同事業の採択対象となった東京都大田区の研究開発センターでは、素材の研究や用途開発に取り組んでおり、開発・成形・評価を一貫して行える設備を備えている。また、合成樹脂加工に関わる総合的な技術に加え、マテリアルズ・インフォマティクス等を活用した研究開発の実績も有している。
 同事業を通じて、同社が保有する設備を活用し、スタートアップ企業や中小企業に対してパイロットサンプルの提供や各種評価データの支援を行う。これにより、従来にない素材の開発や用途拡大、新規製品の試作・評価を新しい発想とアプローチで協力して進め、革新的な製品や新たな価値の創出を目指していく。
 同社はTokyo Cross Labを通じた企業との連携により、新製品・新規事業への挑戦を推進し、新たな価値の創出に取り組んでいく。

採択対象となった東京都大田区の研究開発センター

採択対象となった東京都大田区の研究開発センター

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