マテリアルは15億円の赤字 帝人の4~9月期

2025年11月10日

ゴムタイムス社

 帝人の26年3月期第2四半期連結決算は、売上高が4510億4300万円で前年同期比11・1%減、事業利益は130億4200万円で同30・0%減、営業損失は540億8200万円(前年同期は476億8500万円の損失)、中間損失は547億3100万円(前年同期は520億6900万円の損失)となった。

 セグメントのうち、マテリアルの売上収益は1875億7500万円で同20・0%減、事業損失は15億7300万円(前年同期は17億2400万円の利益)となった。アラミド、炭素繊維でのコスト構造改革が進捗した一方、大型定修や販売構成の悪化等により減益となった。複合成形材料 北米事業の譲渡が25年7月1日に完了している。

 26年3月期の連結業績予想は前回発表から修正した。売上収益は8600億円(前回発表から据え置き)、事業利益は250億円(同200億円、増減率75・0%減)、当期損失は100億円(同100億円)を見込んでいる。修正理由としては、マテリアルセグメントの炭素繊維事業における販売量の見直しやその他セグメントの持分法適用会社の株式譲渡契約締結に伴う持分法損益の減少等により、事業利益を前回公表予想から下方修正した。また、事業利益修正の要因に加え、アラミド事業における固定資産の減損損失の計上等により、営業利益、親会社の所有者に帰属する当期利益も前回公表予想から下方修正した。

 

 

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