東洋紡エムシーがサスマ展出展 エンジニアリングプラスチックなど展示

2025年11月07日

ゴムタイムス社

 東洋紡エムシーは11月5日、2025年11月12~14日に幕張メッセで開催される「第5回サステナブルマテリアル展ーSUSMAー」の同社グループブースに出展すると発表した。
 展示ブースでは、バイオマス由来成分やリサイクル材料を用いたエンジニアリングプラスチック、水平リサイクル型三次元網状繊維構造体「ブレスエアーメビウス」といった化石由来資源の使用削減に寄与する製品のほか、世界で初めて溶融紡糸法による単体での繊維化に成功したポリフェニレンエーテル(PPE)繊維などの最新技術を披露し、同社の技術力をアピールする。
 同展示会には、東洋紡と共同出展する。同社グループが企業理念体系のもとで宣言する「『ゆたか』さを実現する東洋紡のチカラ」を体現する製品や技術を、広く発信していく。
 出品する主な製品は以下の通り。
 エンジニアリングプラスチックでは、熱可塑性ポリエステルエラストマー「ペルプレンエコシリーズ」(バイオマス原料使用)、熱可塑性ポリエステル「バイロペットエコシリーズ」(リサイクル原料使用)、高機能ポリアミド樹脂「グラマイドエコシリーズ」(エアバッグの工程端材など使用)を展示する。
 ファインケミカルでは、光延反応試薬「DMEAD」(反応後の副生成物除去を簡便化)を展示する。
 不織布マテリアルでは、水平リサイクル型三次元網状繊維構造体「ブレスエアーメビウス」(使用済み製品を回収・再利用)、生分解性三次元網状繊維構造体「テルスエコー」(生分解性樹脂使用)、集塵フィルター材料「エリトロン」シリーズ(高効率捕集、バイオマス原料使用)を展示する。
 その他、ポリフェニレンエーテル(PPE)繊維(溶融紡糸法によるPPE単体の繊維化は世界初)、「触感」「快適さ」などの感覚を数値化する感覚計測技術を紹介する。

ブースイメージ

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