ダイセルは11月5日、同社グループ会社であるダイセルメディカルが、2025年10月29日付でガス式針なし医薬品・ワクチン用注入器「ダイセルインジェクターP1 SC」の、医療機器製造販売承認を取得したと発表した。
同製品は、自動車に搭載されているエアバッグを膨らませるためのガス発生器(インフレータ)の製造で培った技術を応用し、高圧で医薬品またはワクチンを押し出すことで注射針を使用することなく皮下への投与を実現する。
今般の承認取得を受け、ダイセルメディカルは同製品の製造販売業者として、発売に向けて準備を進めている。
今後も同社グループは、ライフサイエンス事業分野において医療機器事業を確立・拡大し、人々の健康やQOLの向上に貢献していく。
製品名称は、ガス式針なし医薬品・ワクチン用注入器、販売名は、ダイセルインジェクターP1 SC、医療機器承認番号は、30700BZX00277000、使用目的又は効果は、コンテナユニットに充填された医薬品又はワクチンを、高圧で押し出すことで注射針を使用せず皮下に投与する。ただし、インスリン注射には用いない。
製造販売業者はダイセルメディカルとなる。
2025年11月07日
