東ソーが生産体制を強化 クロロプレンゴムの供給拡大

2025年10月31日

ゴムタイムス社

 東ソーは10月30日、同社が製造・販売するクロロプレンゴム「スカイプレン」にCNF(セルロースナノファイバー)を複合化した新グレード「SGシリーズ」のさらなる供給拡大のため、生産体制を強化したと発表した。
 バイオマス由来のCNFを複合化した「SGシリーズ」は、化石燃料由来のゴム補強材の使用量を低減できることから、CO2を主とした温室効果ガス排出削減に貢献する製品として期待されている。2024年3月より山口県周南市の南陽事業所のクロロプレンゴム製造プラントで生産・販売を開始していたが、このたび、将来的な環境配慮型製品へのニーズの高まりを見据えて既存設備の一部を改良し、既存グレードと同等のロットサイズで製造できるよう生産体制を強化した。
 同社は、適用分野のさらなる拡大に向けた提案活動を強化し、幅広い産業における社会実装を目指す。今後も環境配慮型製品の実装および市場拡大を実現することで、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していく。

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