三井化学、ポリプラと業務提携 エンプラ製品の営業関連を担う

2025年10月29日

ゴムタイムス社

 三井化学と、ダイセルの100%子会社であるポリプラスチックスは10月27日、三井化学が展開するエンジニアリングプラスチック製品であるアーレンおよびオーラムの営業業務の提携に関する契約を締結したことを発表した。
 本契約に基づき、2026年1月1日より、三井化学はポリプラスチックスに営業業務を委託し、ポリプラスチックスは顧客対応、新規開拓、技術サポート等の営業関連業務を独占的に担う。なお、三井化学は引き続きアーレンおよびオーラムの事業運営を行うため、商流等の変更は予定していない。

 三井化学は、自動車および電気・電子分野で拡大する高機能エンプラの需要に対応するため、ポリプラスチックスが保有する、顧客ネットワークおよびソリューション提供力を活用することで、更なる事業成長を目指す。一方、ポリプラスチックスは、アーレンおよびオーラムの営業業務を通じたプロダクトポートフォリオの充実により、さらに多くの顧客に対するソリューション提供力を高めていく。
 両社はエンプラ事業の強化を図るとともに、さらなる協業の深化についても今後検討を進めていく。

 なお、2025年10月16日付でダイセルより「ポリプラスチックスの会社分割を伴うグループ企業再編計画に関するお知らせ」が発表され、ポリプラスチックスのエンプラ事業について2026年4月1日付にて事業承継の検討が進められている旨が公表されている。本契約で委託される営業業務は、2026年4月1日付でダイセルへ承継を予定している。

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