ミシュランがメディアデー開催 パネルディスカッションなど実施

2025年10月29日

ゴムタイムス社

 「すべてを持続可能に」を企業ビジョンとするミシュランの日本法人である日本ミシュランタイヤは10月28日、2025年10月2日にタイのサラブリー県ノンケー工場にて、「ミシュラン・ビヨンド・パフォーマンス」をテーマに、ミシュラン・アジアパシフィック・メディアデー2025を開催したと発表した。
 この年次イベントでは、アジアパシフィックの各国メディア、業界パートナー、そして同社の経営陣が一堂に会し、イノベーション、サステナビリティ、そして人類中心の進歩を通して、同社がいかにパフォーマンスを再定義しているか紹介する。
 講演とワークショップでは、モビリティ、ヘルスケア、航空宇宙、低炭素エネルギーなど、幅広い分野に応用できる複合素材を提供する先駆者となるミシュランの軌跡を紹介した。
 同イベントのハイライトは、同社の戦略的パートナーであるDHL、Mon Transport、そして業界KOLのSweetVarnVarn によるパネルディスカッションとなる。このセッションでは、業界間の連携が物流、製造、モビリティにおけるサステナビリティをどのように加速させているかを探り、新興国市場における持続可能な物流の拡大と、共通のKPIと環境目標を通じてその効果を測定する共同イニシアチブについて考察する。議論では、課題を克服し、測定可能な効果を促進する上で、共通の価値観、イノベーション、そして長期的なビジョンの重要性が示された。
 参加者は、ノンケー工場にある同社の主要生産拠点である航空機用タイヤとトラック・バス用タイヤの2つの生産拠点を見学した。同社のイノベーションとサステナビリティへの取り組みが、製造現場でどのように実現されているかを舞台裏から確認する。これらの特別な体験を通し、同社製品を支える最先端技術と精密なエンジニアリングを実際に体感できる。つまり、「高い性能」と「企業のパーパス(社会的な意義や持続可能性)」が融合していることを、参加者が直接感じられる内容になっている。
 同社のイノベーション精神を表現するにふさわしく、イベントの締めくくりは、ミシュラン1つ星レストランGOAT Bangkokが監修したミシュランガイド・ダイニング・エクスペリエンスだった。同社のアジア・パシフィック・メディアデー2025のために特別に企画されたこの特別なディナーは、同社の技術進化の礎、「複合材料」というコンセプトからインスピレーションを得てデザインされた。
 複合材料の多様な要素を組み合わせることで、より強く、より軽く、より適応性の高い素材を生み出すように、各料理は、タイの地域食材、調理技術、そして物語を融合させ、他に類を見ない美食体験を生み出した。その結果、同社の科学、持続可能性、そして創造性の融合を反映した、五感を刺激する旅が生まれた。目に見えないものを忘れられないものへと昇華させるものとなる。

アジアパシフィック・メディアデー

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