ゴムタイムス社は12月18日、「ポリイミドの基礎と高機能化設計」をテーマにWEB限定セミナーを開催します。
本セミナーでは、分子設計を基にした、演者らが行ってきたポリイミドの開発を中心に説明する。ポリイミドの代表である4、4‘ーオキシジフェニレンピロメリットイミド(Kaptonタイプポリイミド)は、ガラス転移温度(Tg)が最高の耐熱性を示す高分子であり、電気・電子部品に使用されるようになった。使用される環境が異なると要求特性が高度化し、使用用途に応じて、耐熱絶縁以外に、低線膨張性、熱可塑性、溶解性、低吸水性、低誘電性、無色性などの性質が要求されるようになった。企業との共同研究「ポリイミドーシリカエナネル線の作製」「熱硬化性ポリイミドを用いたプリント化」についても説明する。
〇セミナー開催日時 25年12月18日10時30分~16時30分。
〇講師 森川敦司 (茨城大学工学部 数理・応用科学領域教授)。略歴 1995年4月~1999年3月 茨城大学工学部物質工学科助手、1999年4月~2010年3月 同助教授、2010年4月~2016年3月 同教授、2016年4月~現在 茨城大学工学部数理・応用科学領域教授。
〇受講料は4万5000円/1人(税別)。申し込みはゴムタイムスWEBから。
〇当日のプログラム。1.KAPTONタイプポリイミドに代表されるポリイミド、2.ポリイミド分子鎖の熱的挙動、3.熱安定性、4.誘電性、5.ゾルーゲル法によるポリイミドーシリカ複合体の作製とエナネル線の絶縁層への応用、6.無色性を利用した応用研究、7.ポリイミドの機能化のための作用箇所。
2025年11月18日
