ゴムタイムス社は12月4日、「ゴムの製造と利用に役立つ化学の基礎知識」をテーマにWEB限定セミナーを開催します。
本セミナーでは、なるべく化学反応式に頼らずに概説する。
ゴムとプラスチックの成形加工法と利用状態には大きな違いがある。多くのプラスチック製品は液体状態で成形され、固体あるいは(固体+液体)状態で使用される。一方、ゴムも液体状態で成形されるが、その工程は化学反応を伴うこと、そして製品が化学的には不安定な液体状態で使用されるところに大きな特徴がある。高分子物質の液体状態における粘性は添加した薬剤との化学反応により増加し、流動が抑制されるため液体状態で使用できるゴム製品となる。このような特徴を引き出すため原料ゴムは、化学反応性に富む高分子物質である必要がありその程度は化学構造に大きく依存する。
原料ゴムの化学的性質を理解することにより成形中に金型内で発生している原料ゴムの流動、ゴム製品の特性、さらには寿命に関する理解が深まる。
〇セミナー開催日時 25年12月4日10時30分~16時30分。
〇講師 伊藤眞義(東京理科大学名誉教授 理学博士)。略歴 1995年4月東京理科大学理学部教授、2011年4月同嘱託教授(非常勤)、2016年11月同名誉教授。
〇受講料は4万5000円/1人(税別)。申し込みはゴムタイムスWEBから。
〇当日のプログラム。1 原料の化学、1)原料ゴム、2)配合剤、2 加工時の化学、1)練り工程、2)架橋工程、3 製品の化学、1)特性の付与、2)劣化、3)リサイクル。
2025年11月04日
