帝人、松山事業所が創立70周年 事業所内の交流と連携を促す

2025年10月27日

ゴムタイムス社

 帝人は10月23日、同社の国内最大の事業所である松山事業所(愛媛県松山市)が、2025年に創立70周年を迎えたことを発表した。

 松山事業所は1955年にパルプを原料とする半合成繊維であるアセテート繊維の生産拠点として誕生し、以来、地域とともに歩み、時代のニーズに応じた技術革新を重ねながら、高品質な製品の展開で信頼を築いてきた。

 現在は、ポリエステル繊維をはじめ、高強度パラ系アラミド繊維「テクノーラ」やポリカーボネート樹脂「パンライト」、熱可塑性炭素繊維複合材料「セリーボ」、ポリエチレン微多孔膜「ミライム」など、さまざまな高機能・先端素材や材料の研究開発および生産拠点として、同社の事業を支えている。

 70周年を迎えるにあたり、松山事業所では約1400名の社員が事業の垣根を超え、一体感を醸成するためのさまざまな施策を実行している。

 まず、社員アンケートや社員投票を通じて、70周年を記念するスローガンとロゴを策定した。さらに、10月15日および23日には70周年記念イベントとして、同社エクスターナル・アドバイザーの大西賢氏による講演会の開催や、各事業リーダーが作成した「事業マニュフェスト」および事業所の歴史・製品に関する展示、事業所紹介マンガの配布などを実施する。これらの取り組みにより、社員が互いの事業や業務を知り、自らの存在意義を再認識する機会を設けることで、事業所内のコミュニケーションと連携を促し、相乗効果の創出につなげる。

 同社グループはこれからも、「Pioneering solutions together for a healthy planet」というパーパスのもと全社員が一体となり、長期ビジョンである「未来の社会を支える会社」の実現を目指していく。

松山事業所遠景

松山事業所遠景

松山事業所70周年ロゴ&スローガン

松山事業所70周年ロゴ&スローガン

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