日本ゼオンが統合報告書発行 SDGs貢献製品など解説

2025年10月23日

ゴムタイムス社

 日本ゼオンは10月21日、「ゼオングループ統合報告書2025」を発行したと発表した。「ゼオングループ統合報告書2025」」では、同社が社会とともに持続的な成長を続けていくために優先的に取り組むべき重要課題(マテリアリティ)を基軸に、事業戦略、ならびに研究開発や製造など、同社が成長する礎となる経営基盤を整理したうえで、これらを用いてどのように価値を創造し社会に貢献していくのか、統合的に解説している。
 ゼオングループ統合報告書2025の主なポイントは以下の通り。
 1点目は、全体構成(価値を創造するフローに沿った展開)。社会課題の大きな潮流を踏まえ、課題解決に向けて同社が投じる経営資本、ならびに同社のビジネスモデルを通じて2030年の目標に到達する流れについて、マテリアリティと中期経営計画「STAGE30」第3フェーズに基づき、効果や影響をできるだけ定量的に開示することにこだわった。
 2点目は、サステナビリティ経営(SDGs貢献製品の広がり)。SDGs貢献製品は、社会貢献と資本効率性向上の両面から寄与が期待される。その認定制度の運用と進捗状況、ならびに今後の計画について特集ページを設けて解説している。
 3点目は、コーポレートガバナンス(取締役座談会の新掲載)。社内外取締役3名による座談会を開催した。同社の持続的成長に向けた取締役会の関与やガバナンスの進化、企業風土の変革、技術・人財・素材で切り拓いていく未来などについての対話を掲載している。
 同社は、企業理念である「大地の永遠と人類の繁栄に貢献する」の実現に向け、社会課題の解決と同社グループの持続的な成長の両立による「サステナビリティ経営」を推進している。「ゼオングループ統合報告書2025」を通じて、ステークホルダーの方々に同社の取り組みに対する理解をより一層深めてもらうとともに、中長期的な企業価値向上に向けて対話を重ねていく。

統合報告書2025

統合報告書2025

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