ソーラーフロンティアがO&Mサービス開始 姫路蓄電所の系統用蓄電池運用

2025年10月21日

ゴムタイムス社

 ソーラーフロンティアは10月17日、出光興産、レノバ、長瀬産業、SMFLみらいパートナーズが2025年10月10日に発表した「系統用蓄電池を設置した「姫路蓄電所」の運転の開始」に伴い、同所の系統用蓄電池に対するO&M(オペレーション&メンテナンス)サービスの提供を開始したことを発表した。

 本サービスは、電力系統に接続された大型蓄電システムの安定稼働を確保し、設備の長期安定稼働と運用コストの最適化を実現することを目的としている。
 再生可能エネルギーの大量導入に伴い、電力系統の安定化には系統用蓄電池の役割がますます重要になっている。しかし、蓄電設備の性能を長期的に維持するためには、適切な運用・保守が不可欠である。同社はこれまで培ってきた技術力を活かし、安全な蓄電池運用を全面的にサポートする。

 サービスの特長は、①遠隔監視:遠隔装置にて、蓄電所の稼働状況を監視、②定期点検:蓄電設備や関連機器の定期点検を実施、③緊急対応:不具合発生時には、現場に迅速に駆け付け復旧対応を行う、④サイト管理:定期的に部品や機材の交換を行い、安定した蓄電性能を維持することがあげられている。

 出光興産の100%子会社であるソーラーフロンティアは、持続可能な社会の実現ならびに太陽光発電の主力電源化を目指し、以下の3つの社会課題に取り組んでいる。「設置場所の限界」、「発電所の長期安定利用と太陽電池パネルの大量廃棄」および「系統電力システムの需給安定化」である。
 これらの課題に対し、様々なソリューションを提供していくとしている。

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー