東レがグループ4社で共同出展 独の展示会で水素関連技術紹介

2025年10月16日

ゴムタイムス社

 東レは10月15日、10月21~23日の3日間、ドイツ・ハンブルクメッセで開催される「Hydrogen Technology World Expo 2025」に、同社グループ4社で共同出展することを発表した。

 同社グループは、水素の製造から輸送、貯蔵、利用に至るサプライチェーン全般に亘り、18の製品・サービスを提供・開発している。今回のハンブルクメッセでは、同社の最新水素関連技術をブース7F45にて紹介する。

 同社は1982年より電極基材の研究開発に着手し、1990年代には炭素繊維が圧力容器用途として採用され始めた。その後も、プロトン交換膜や膜電極接合体、PPS、ダイアフラムなどの材料を開発・販売し、水素関連技術の研究・生産を継続的に推進してきた。水素社会の実現がまだ遠い未来とされていた約40年前から、社員一人ひとりのたゆまぬ努力を積み重ねてきた結果が、現在の事業の礎となっている。今後、本格的に到来する水素社会において、顧客を中心としたステークホルダーとともにこれまでの取り組みが大きく花開くことを目指している。

 同社は2026年4月に100周年を迎える。創業100周年を記念し、またこれからの100年に向けたメッセージとして、今回の展示会では「次の100年に夢と青空を水素で紡ぐ、あなたと共に ~Fueling the Next 100 Years,Together withHydrogen, With You~」のスローガンを掲げる。

 同社は、「わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します」の企業理念のもと、最適なソリューション提案を通じて、革新技術・先端材料の提供により、社会に貢献していくとしている。

ブースイメージ

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