大阪・関西万博「住友館」閉館 レガシー化に向けて施策実施

2025年10月15日

ゴムタイムス社

 住友グループは10月13日、2025年4月13日の開幕以来、184日間にわたり開催された2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)が、同日に閉幕を迎え、「住友館」にも国内外から数多くの方が来館し、森と人との共生を考え、未来への希望を抱くような時間を共に過ごすことができたことへの報告と感謝を発表した。同社グループにとって、かけがえのない日々となり、来場したすべての方々、そして住友館を支えてくれた方々に心より御礼申し上げるとしている。

 大阪・関西万博への出展にあたって、「住友グループがこれまで培ってきた英知や技術、人材を集結させ、住友グループの総合力で社会課題に挑む」、「人々の心を動かし、時代に変化を与え、未来への希望を創出できるような展示や、夢のあるエンターテイメントを通じて、みなが集い語れる場をつくる」という想いと決意をもって、準備期間から会期中の184日間を駆け抜けてきた。
 しかし、これで終わりではない。住友館の取組みや、同社の想いを後世に残すことを目的とした「展示物やデータ類の保存、レガシー化に向けた具体的な取組み」を同日、発表した。

 同社グループでは、この万博で芽吹いた「未来への気づき」や「共創の心」を、次世代へと受け継ぐレガシー施策として実施する。同社グループは、これらの施策を通して、2025年以降も未来の子どもたちが住友館の記録や痕跡に触れ、そこから新たな気づきを得て、行動を起こすきっかけになることを願っている。

 住友館を構成してきた、建材やひとつひとつの展示物などには、様々な人々の想いと、森から授かったいのちの記憶が宿っている。それらをただ「モノ」として残すのではなく、「生きた遺産」として未来へ手渡すことが同社の使命としている。同社グループとして、万博がきっかけに生まれたこれらの「生きた遺産」を未来へとつなぎ、過去から未来へ伝承していく。

住友館

住友館

展示の様子

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