三井化学は10月10日、日本証券アナリスト協会による、2025年度(第31回)「証券アナリストによるディスクロージャー優良企業選定」において、化学・繊維部門で5年連続第1位の優良企業に選定されたことを発表した。
同社は日頃より様々なステークホルダーとの信頼関係を維持・発展させるため、公正で透明性の高い情報を適時適切に開示するとともに、グループ全体での積極的なIR活動に努めているが、今回の受賞では、経営トップをはじめ各役員が積極的にIRに関与している姿勢やESGに関連する情報開示の充実などの点において高評価を得た。
現在、同社グループは、長期経営計画「VISION 2030」の実現に向け大胆な事業ポートフォリオの変革に取り組んでいる。
昨今の国際競争激化により事業環境が大きく変容する中、石油化学を中心とするベーシック&グリーンマテリアルズは、他社連携や再編を進め日本の産業を支える強靭な事業体の実現を目指す。一方、成長領域(ライフ&ヘルスケア、モビリティ、ICT)は、M&Aを含む積極投資を行うとともに、聖域なき再構築も推進することで、高成長・高収益のグローバルスペシャリティカンパニーへの変革を追求し、会社全体として事業ポートフォリオ変革を加速し、利益成長だけでなく資本効率の改善も図っていく。
このような変革期だからこそ、投資家、証券アナリストをはじめとするステークホルダーとの対話の充実化による企業価値の向上がますます重要となる。そのためにも同社グループは、上述の変革に限らずESGへの取り組みなども含めた幅広い活動についても、早期の情報公開、適宜の説明会開催など、より一層公正で透明性の高い情報の適時適切な開示に努め、顧客の理解の促進を図っていく。

