横浜ゴムは10月8日、同社の従業員による社会貢献基金「YOKOHAMAまごころ基金」が2025年9月、子育てを中心とした社会問題解決に取り組む「フローレンス」へ活動支援金を寄付したことを発表した。同社はマッチングギフトとして支援金と同額を寄付し、支援合計金額は100万円となる。同団体への支援は2022年から4年連続となる。
「フローレンス」は、「今を生きるわたしたちとまだ見ぬこどもたちが希望と手をつないで歩める社会」を目指し、子どもの虐待や貧困、障害児家庭の支援不足、親子の孤立の課題を解決するため、多様な保育事業を運営するほか、全国で「こども宅食」「おやこよりそいチャット」「にんしん相談」「赤ちゃん縁組」などの福祉事業と支援活動、政策提言を行っている。今回の支援金は予期せぬ妊娠から赤ちゃん遺棄という流れを断つことを目指しAIチャットボットと有人の両方で相談に応じる「にんしん相談」、健診・出産費用を負担する「無料産院」事業に活用される。
「YOKOHAMAまごころ基金」は、寄付を希望する従業員が会員となり給与から毎月1口100円を天引きして積み立て、集まった資金を環境保全や人権擁護などに取り組むNPO、NGOなどへの資金援助や重大な災害への義援金として拠出することを目的に2016年5月に設立された。同社はマッチングギフトとして同基金支援額と同額を寄付する仕組みとなっている。
同社はサステナビリティ・スローガンとして「未来への思いやり」を掲げ、事業活動を通じた社会課題への取り組みにより、共有価値の創造を図っている。

